福岡県太宰府市の自宅アパートで、出産直後に死亡した赤ちゃんの遺体を遺棄したとして、15日、35歳の女が逮捕されました。 死体遺棄遺棄の疑いで逮捕されたのは、福岡県太宰府市のアルバイト、西麻紀容疑者(35)です。 警察によりますと、西容疑者はことし3月、自宅アパートのトイレで出産し、その直後、死亡した女の赤ちゃんの遺体をビニール袋などに入れて、浴室に放置し、遺棄した疑いが持たれています。 西容疑者は出産直後に体調を崩して119番し、病院に搬送されていました。搬送先の病院から「出産したと思われるが、胎児は認められない」と警察に通報があり、自宅を調べて容疑が浮上しました。 警察の調べに対し「意識がもうろうとしていて出産した認識もないし、ビニール袋に入れたものが子どもだという認識はありませんでした」と容疑を否認しています。 司法解剖の結果、赤ちゃんは生まれて数分から数十分程度、呼吸していたとみられ、窒息死の疑いがあるとということです。警察は赤ちゃんが死亡した経緯についても調べています。