ミャンマーを拠点とした国際的な特殊詐欺事件で「リクルーター」として逮捕された無職丸杉龍実容疑者(31)が、勧誘した名古屋市瑞穂区の男子高校生(16)ら3人=いずれも詐欺容疑で逮捕=の詐取金額に応じて、報酬を得る契約をしていた疑いがあることが16日、愛知県警への取材で分かった。県警は同日、詐欺容疑で丸杉容疑者を再逮捕した。 県警によると、丸杉容疑者は金に困り、犯罪グループと関わるようになり、昨年秋ごろからリクルーターを始め、詐欺電話をかける「かけ子」を国内外の拠点に送り込んでいたとみられる。1人を紹介するごとに100万~200万円を受け取る契約もあったという。