16日、福島市の中学校で男子生徒が同じ学校の生徒2人を刃物で切りつけ逮捕された事件で、生徒は、教室での授業中に、彫刻刀で切りつけていたことが分かりました。 傷害の疑いで16日に現行犯逮捕された福島市の中学3年の男子生徒は、16日午後3時半ごろ、同じ学校の男子生徒2人を彫刻刀で切りつけ、けがをさせた疑いが持たれています。 学校から「けんかで生徒がけがをした」と消防に通報があり、男子生徒2人は背中や胸にけがをしましたが、いずれも軽傷だということです。 捜査関係者によりますと、事件が起きた当時は、教室内で授業が行われていて、犯行に使われた彫刻刀は、授業の工作などで使用するものだったということです。 警察は、捜査に支障があるとして、男子生徒の認否を明らかにしていません。警察が、事件の詳しい経緯を捜査しています。 福島市教育委員会によりますと、学校では17日、全校集会を開き、事件について生徒に説明していて、17日夜、保護者説明会を開くということです。