「人を殺してみたかった」…父は弁護士、母は教育委員 エリート一家の「15歳女子高生」がクラスメートを殺害・解体するまで 「佐世保高1女子生徒殺害事件」から11年

長崎県佐世保市で、高校1年生の女子生徒(15)が同級生を自宅マンションの一室で殺害、遺体を解体する事件が起こったのは、2014年7月26日のこと。それから11年を数え、加害者、被害者双方が通っていた高校では、今年も追悼集会が行われた。クラスメートを殺害し、一心不乱にその遺体を解体する――。血も凍るような光景を繰り広げた少女Aの所業は社会に大きな衝撃を与えたが、10年余りの月日が過ぎ、その記憶は薄れる一方、今なお少年少女による残虐な事件は後を絶たない。 「週刊新潮」では当時、現地で取材を行い、少女Aの生い立ちから家庭環境など事件に至るまでの経過を詳報している。地元の大物弁護士を父に持ち、恵まれた環境で育った彼女と、「快楽殺人」はどこで結びついたのか。11年前の記事を再録し、残虐極まりない事件を引き起こした「闇の因子」について考察してみよう。 【前後編記事の前編】 (以下は、「週刊新潮」2014年8月7日号記事の再録です。文中の年齢、役職、年代表記等は当時のものです) ***

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