「逮捕回避には保釈金必要」暗号資産1490万円分詐欺 岐阜・各務原市の70代被害

岐阜県警各務原署は28日、各務原市の70代の無職女性が、警察官のふりをした男らに約1500万円分の暗号資産をだまし取られたと発表した。特殊詐欺事件として調べている。 署によると、今月3日、他県の保険課を名乗る男から女性の自宅に「保険証が悪用されている」などと電話があり、他県警の警察官を装った男に取り次がれた。その後、この男からビデオ通話や交流サイト(SNS)のメッセージで「あなたが逮捕されないためには保釈金を支払う必要がある」などと言われ、9〜24日に3回にわたり計約1490万円相当の暗号資産を送金した。 男らは、女性の名前が書かれた差し押さえ許可状のようなものや、容疑者を示す複数人の顔写真などの画像を見せ、「地元の警察は捜査から外されているので、通報してはいけない」などと言っていたという。相手からの連絡が途絶え、被害に気付いた。

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