マッチングアプリを悪用し、飲食店でぼったくり行為をするグループが摘発された事件で、あらたにメンバーの母親らが逮捕されました。 警視庁によりますと“ぼったくり”グループのメンバー、永井麗央容疑者と母親の博美容疑者らはことし5月、マッチングアプリを悪用して渋谷区のバーに男性を連れて行き、高額な飲食代や「予約のキャンセル料」と称したウソの損害金など、合わせて470万円をだまし取った疑いがもたれています。 調べに対し、博美容疑者は「息子がぼったくりバーでかなり稼いでいるので、やってみようと思った」と容疑を認めているということです。 また、このグループのメンバー3人は、障害者向けのマッチングアプリを悪用して、現金をだまし取ったなどとして再逮捕されました。 視覚障害がある被害者の男性(20代) 「僕、視覚障害だし、白杖(はくじょう)もって歩いているので、どうして僕を『いいね』してくれたんですかって聞いたら、私はそういうの気にしないからって(言っていたのに)。最終的に68万円近くのお金を払うことになってしまった」 警視庁は、グループの全容解明を進めています。