東京都江戸川区の住宅で7月30日、女性2人がハンマーのようなもので殴られた事件で、警視庁捜査1課は殺人未遂と住居侵入の疑いで、職業不詳の出倉恵人容疑者(21)=同区中央=を逮捕した。「全く身に覚えがない」と容疑を否認している。 逮捕容疑は7月30日午後5時35分ごろ、江戸川区の戸建て住宅に侵入し、70代女性と50代女性の頭部などをハンマーのようなもので殴って、頭蓋骨骨折などのけがを負わせ、殺害しようとしたとしている。 捜査1課によると、けがを負った女性2人は現場となった住宅に住む20代女性の親族だった。防犯カメラの捜査で出倉容疑者の関与が浮上。翌31日に凶器の可能性のあるハンマーが現場付近の公園で発見されていた。 今月2日に出倉容疑者の自宅を家宅捜索したところ、自殺をほのめかすようなメモが見つかったといい、捜査1課は事件を起こした背景など詳しい経緯を調べている。