伝説の日本アニメから3D作品の金字塔まで「史上最高のSF映画」50選〜Vol.2

絶えず進化を続けるSF映画の中から、最高の作品を見つけるのは容易ではない。しかし、読者がSFに関するあらゆる情報を網羅する情報源として使えるよう、「史上最高のSF映画のリスト」を作成してみた。 第二弾では、第一弾に続きその中から20本を紹介する。 ■30. メトロポリス(1927年) ほぼ1世紀前のSFはどのようなものだったのだろうか?レイティングすらなかったほど昔に作られ、2026年の未来を空想したホラー映画だ。その社会は基本的に、地上に住む富裕層と、地下で劣悪な労働を強いられる層に二分されている。 フリッツ・ラング監督は、特権階級の青年が地下の世界を知り、それが自分の家族を含む社会に影響を与えていく様子を描く。100年前の人々が、将来の社会に起こるのでは、と心配していたことを知るのは興味深い。 ■29. LOOPER/ルーパー(2012年) ジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、タイムトラベルを利用して仕事をする殺し屋だ。マフィアは、若い頃のジョーを始末する時が来たと考え、未来の年老いたジョー(ブルース・ウィリス)を雇う。やや複雑な設定だが、ライアン・ジョンソン監督は、混乱を招きそうな設定を明解に描いている。 R指定の本作は、批評家から高い評価を受け、興行成績も良好だった。 ■28. ストーカー(1979年) アンドレイ・タルコフスキーが監督した本作では、文明崩壊後を思わせる世界を背景に、愛、喪失、信仰のテーマが探求される。3人の登場人物は、そこに入った誰もが夢を叶えると噂される「部屋」を探しに出かける。しかし、超能力者らしき少女により、「部屋」で起きることは、噂とは違う可能性が示唆される。 アレクサンドル・カイダノフスキー、アナトリー・ソロニーツィンらが出演し、レイティングはない。 ■27. 未知との遭遇(1977年) スティーヴン・スピルバーグ監督の初期作品の一つ。リチャード・ドレイファスが演じる中年男性は、UFOと遭遇したことで、異星人の存在に執着し、ほぼ破滅寸前まで追い込まれる。 PG指定の本作は、批評家から絶賛され、観客からも好評を得た。 ■26. サンシャイン 2057(2007年) 2057年、太陽は活動を終えようとしていた。キャパ(キリアン・マーフィー)とキャシー(ローズ・バーン)が率いる宇宙飛行士チームは、核爆弾(水爆)を使って太陽を再活性化すべく出発するが、予期せぬ事態が、チームと地球の未来を危険にさらす。 ダニー・ボイルが監督を務めたR指定のスリラー映画には、『アベンジャーズ』の一員になる前のクリス・エヴァンスも出演している。

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