上半期 特殊詐欺被害状況 被害額 34億円余/埼玉県

県内でことし上半期に確認された特殊詐欺は被害額が前の年の同じ時期より13億円以上増え、34億円あまりとなりました。 警察官をかたり、逮捕状や警察手帳を提示するオレオレ詐欺が増加傾向にあり、県警は注意を呼びかけています。 県警のまとめによりますと、ことし1月から6月末までに県内で確認された特殊詐欺の被害は、876件で前の年の同じ時期と比べて203件増えました。 被害額は34億1428万円で、13億5000万円余り増加しています。 手口の中で、最も多かったのは警察官などを名乗って現金をだまし取る「オレオレ詐欺」で368件、次いで「還付金詐欺」が170件、「架空料金請求詐欺」は136件となっています。 このうち、オレオレ詐欺は前の年の同じ時期に比べ125件増え、手口のおよそ半数が警察官をかたるものでした。 さらに、幅広い年齢層をターゲットにしようと、全体の6割以上が携帯電話に連絡し、LINEなどを使って逮捕状や警察手帳を提示する手口が増えているということです。 県警は、警察官が逮捕状や警察手帳などをSNS上で提示した場合は特殊詐欺を疑い、相手の指示に従わず、警察や家族に相談するよう呼びかけています。

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