医師の山本さん“ALS在宅医療”に尽力 保戸島沖ヨット事故で遺族・友人が献花

津久見市・保戸島の沖合で起きた海難事故。亡くなった男性の遺族や友人が、事故現場の海に花を手向けました。 事故から4日が経った17日、山本真さんの長男や友人らが保戸島沖を訪れ、花を捧げました。 ■亡くなった山本さんの長男: 「弟から、親父が亡くなったと連絡があって、着の身着のまま(大分に)慌てて来た。とにかくこの広大な海で、父が早く見つかったことが救い。お疲れさまとしか言いようがない」 この事故は今月13日、ヨットと砂利運搬船が衝突し、ヨットが沈没。一人で乗っていた大分市の医師、山本真さん(70)が亡くなりました。 山本さんは10日にあった大会に出場し、西大分までヨットで戻る途中だったということです。 ■県セーリング連盟 西山隆副会長: 「ヨットに限らず、仕事・医療の場においては名医。今回もレースが終わってすぐに“患者さんが悪いから”といったん大分まで戻って治療して、それからまた(ヨットを移動するために)戻った。患者さんのことを1番に考える」 山本さんは、難病「ALS」の在宅医療にも尽力。ヨットに乗っている時も携帯電話を離さず、多くの患者に頼りにされていました。 この事故で、逮捕されていた砂利運搬船の船長は、15日に釈放され、捜査は任意に切り替えられています。 今後、国の運輸安全委員会も調査を行う予定です。

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