熱波が続くスペインやポルトガルでは山火事の被害が収まらず、これまでに消防士など合わせて6人が死亡しました。 EUの気象機関によると、スペイン全土では2025年、山火事などの影響で34万ヘクタールが焼けていて、2006年の観測開始以降最悪の被害となっています。 8月に発生した山火事では、これまでに消防士など4人が死亡、地元メディアによると18日時点で40カ所で火災が続いており、このうち23カ所で深刻な被害が懸念されています。 また、山火事に関連してこれまでに27人が逮捕されたほか、86人に対して捜査が行われています。 気象当局によると、スペインでは8月にはいってから熱波が続き、南部の都市では、17日には最高気温45.8度が観測されたほか、本土の多くの地域で40度以上が観測されました。 また、隣国のポルトガルでも山火事が続いていて、これまでに消防士など2人が死亡しました。 地元メディアによると、18日時点で3600人以上の消防士が各地で消火活動にあたっています。