フィリピンの首都・マニラで15日、日本人2人が、銃で殺害されました。 2人は、宿泊先からフィリピン人ガイドと一緒にタクシーで移動してきました。停車すると、3人の男たちが集まってきました。日本人とツアーガイドの3人が車を降りた瞬間、後ろから近づいてきたもう1人が、日本人2人に向って、立て続けに発砲します。このとき、周囲に対し「邪魔をするな」と叫んでいたそうです。 タクシーやガイドは、すぐに現場を離れますが、1人が日本人の荷物を物色し、発砲した人間が運転するバイクで逃走。その間、1分足らずのできごとです。 フィリピンでは、マニラを中心に拳銃を使った強盗事件が多発していて、日本人の被害もあり、大使館は注意喚起を行ってきました。 マニラ警察幹部 「ツアーガイドと銃を持った男を逮捕しました。なぜ、ガイドが現場にいたのかを調べています。防犯カメラなどの映像によると、被害者を現場に連れて行くことは計画されていたようです。その理由は何か。誰が容疑者らに実行を命じたのか」 警察は、さらにもう1人の行方を追っているとしています。