勤務先の栃木県立高校に小型カメラを設置し、女性を盗撮した疑いで教諭が逮捕された事件を受け、県教育委員会は20日、県立高で不審物がないかの確認作業の一部を報道機関に公開した。教職員が2人一組となり、女子更衣室や教室を中心に回った。特に更衣室では、すのこの裏やロッカー、点検口といった死角になりやすい場所を重点的に調べた。 今回公開されたのは事件とは直接関係がない県立高。校長は記者団に「生徒の安全を守るため、教職員の注意力を高めていく」と話した。県教委は18~22日の日程で、県立の中高や特別支援学校計79校を対象に点検を進めている。