厚労省の職員を名乗る男らに約490万円をだまし取られる 北海道札幌市

北海道札幌市・北警察署は2025年8月24日、札幌市北区に住む60代女性が現金約490万円を騙し取られる特殊詐欺事件が発生したと発表しました。 女性の自宅に6月13日、厚生労働省の職員を名乗る男から「睡眠薬を大量に購入していないか」と電話があり、女性が否定すると、石川県警の警察官を名乗る男に転送され、「健康保険証が偽装されている可能性がある」「あなた名義で口座が開設され詐欺で使われていることが判明した」「口座にある預貯金を振り込んで下さい」などと言われたということです。 女性は、男らに言われるがまま、ネット銀行を開設するなどし、暗号資産アプリを通して計2回、現金合計約490万円を送金しました。 警察によりますと、男らの中には、検察官を名乗る者もいて、テレビ電話で逮捕状を見せてきたこともあったということです。 女性と男らは、SNS上で連絡を取っていましたが、ある日連絡がとれなくなったことを不審に思った女性が北警察署を訪れ事件が発覚しました。 警察は、「警察官や厚生労働省の職員などを装って送金させるという電話は特殊詐欺です」とよびかけ、詐欺についての相談を行うことができる警察相談専用電話「#9110」に相談してほしいとしています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする