「日本全国を旅行できると誘われた」特殊詐欺受け子とみられるマレーシア国籍の男(53)を再逮捕 91歳女性から約1300万円をだまし取った容疑【岡山】

警察官になりすまして、高齢者から現金をだまし取ったとして、特殊詐欺グループの受け子とみられる男が再逮捕されました。 詐欺の容疑で再逮捕されたのは、マレーシア国籍の53歳の男です。 警察によりますと、特殊詐欺グループは、5月から7月の間、複数回、兵庫県芦屋市の女性(91)に警察官などになりすまして電話をかけ、「こちらで逮捕している者があなたから口座開設の名義を借りたお礼に400万円を渡したいと言っている」「犯罪に協力した疑いがあるので、あなたの無罪を証明するためにお金を警察に預けてください」「お金を袋に入れて自宅マンションのエントランス前に置いてください」などとうそを言い、7月25日、捜査員になりすました男が女性の家を訪問し、女性から現金1364万円3366円をだまし取った疑いです。 男は、8月4日に別の女性の自宅を訪れ現金を受け取ろうとしましたが、「だまされたふり作戦」により張り込んでいた警察官によって、詐欺未遂の容疑で逮捕されました。その後、今回の被害者の女性から被害届を受け、警察が女性の自宅周辺の防犯カメラの映像などを調べ、男の容疑を特定し再逮捕したということです。 男は「詐欺でだましたお金を回収したことに間違いない」と容疑を認めているということです。男は「お金に困っていた」と話し、ネットで「高収入が得られる、日本全国を旅行できる」などと誘われたと話しているということです。 警察が特殊詐欺グループの指示役を含めて、全容解明に向けて調べを進めています。

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