公職選挙法違反の疑い パチンコ店の会社社長の男ら6人を逮捕【岡山県警ほか1都7県合同捜査本部】

先月(7月)の参議院議員選挙で、自民党の比例代表として立候補していた阿部恭久氏を当選させるために、従業員に投票させる見返りに現金を渡す約束をしていたとして、岡山県警など1都7県の合同捜査本部は、パチンコ店運営会社の社長ら男女6人を逮捕しました。 公職選挙法違反の疑いで逮捕されたのは、東京都港区在住で、パチンコ店運営会社「デルパラ」の社長(50)と、幹部の男女らあわせて6人です。 警察によりますと、社長の男らは、先月20日の参院選に自民党の比例代表で立候補していた阿部恭久氏を当選させるため、パチンコ店の各店長らと共謀し、31店舗の従業員あわせて60人に対して、阿部氏に投票する見返りとして現金3000円〜4000円を支払う約束をした疑いが持たれています。 なお社長の男は幹部らに、従業員・アルバイトに対して ・阿部氏を応援すること ・期日前投票をすること ・投票したら「残業代」として3000円〜4000円を支払うこと ・候補者名を記載した比例の投票用紙の写真を撮影して、各店長に報告すること するよう指示。 その後幹部らは、ウェブ会議を開いて各店長に指示をしたということです。 岡山県内では、社長の男らが経営する5店舗のうち、総社市と瀬戸内市の2店舗が関与していたとみられています。 警察は、あわせて250人以上が関与したとみて捜査を進めています。

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