海外で少女の性的な姿を撮影した疑いで逮捕された男2人が、5年以上前から、20回以上にわたり東南アジア方面へ渡航していたことが28日、愛知県警への取材で分かった。2人がSNSで、海外での児童買春について情報交換していたことも判明。県警は児童買春を繰り返していたとみて調べる。 県警によると、大阪市の歯科医師白井喜宏容疑者(60)はミャンマーで少女のみだらな姿を撮影し児童ポルノを製造した疑いがあり、名古屋市の無職宇治和彦容疑者(65)はラオスで少女を盗撮した疑いがある。白井容疑者は一部否認、宇治容疑者は黙秘している。県警は28日、2人を送検した。 パスポートの記録などから白井容疑者は2020年1月~25年5月に20回以上、宇治容疑者は19年1月~24年12月に30回以上、東南アジア方面に渡航していた。1回の滞在期間は数日から2週間程度だった。 白井容疑者は逮捕前の調べに「(宇治容疑者と)10年ぐらい前にミャンマーで知り合った」と説明していた。