「父は外交官、だから無罪」…韓国・クラブ暴行の男、特権主張が通じず逮捕

【09月05日 KOREA WAVE】ソウル市麻浦区・弘大(ホンデ)付近のクラブで、店員に唾を吐きかけて暴行したとして、ソウル麻浦警察署は8月31日、暴行の現行犯で、コンゴ民主共和国籍の20代男を逮捕した。男は逮捕時、「外交官の子どもだ」と主張し、外交特権を訴えたが、対象外であることが確認された。 同署の調べによると、容疑者は弘大エリアにあるクラブで、店員の顔に唾を吐きかけ、拳で殴るなどの暴行を加えた疑いがもたれている。警察によると、容疑者は逮捕直後、「父親が外交官であるため、自分には外交的免責がある」と主張したという。 外交特権に関しては、1961年のウィーン条約により、外交官およびその家族は原則として刑事責任を免除される。ただ、これは現職の外交官や公的に登録された関係者に限られる。 警察が確認した結果、容疑者の父親はかつて駐韓大使館に所属していたが、現在は外交官としての地位にないことが判明。したがって、容疑者本人も外交特権の対象ではないと判断された。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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