祖母をハンマーのようなもので殴り、首を絞めて殺したとして、兵庫県警福崎署は6日、福崎町大貫の会社員、尾上輝斗容疑者(26)を殺人の疑いで逮捕し、発表した。尾上容疑者は「おばあちゃんを殺してしまいました」と容疑を認めているという。 同署によると、尾上容疑者は4日午後7時45分ごろから同9時ごろまでの間、近くに住む祖母の尾上英子さん(76)の自宅で、後頭部をハンマーのようなもので殴打し、首を絞めて殺害した疑いが持たれている。 英子さんの自宅は尾上容疑者の父親の仕事場も兼ねており、5日午前7時10分ごろに父親が出勤したところ、屋内の階段で英子さんが倒れているのを見つけて119番通報した。その後、自宅にいた尾上容疑者に事情を聴いたところ、容疑を認めたという。「(祖母から借りた)お金の返済のことでトラブルになっていた。ハンマーは持参した」と話しているという。(谷辺晃子)