韓国「非常戒厳」の背景にあった、メディア弾圧。自宅を捜査、「死刑に値する」と糾弾された記者たちが見たもの

非常戒厳を宣布した尹前大統領大統領への名誉毀損の容疑で、メディアのオフィスや記者個人の自宅が、検察の家宅捜査を受けた──。これは、韓国の非営利独立系メディア「ニュース打破(タパ)」の記者たちが、2023年に実際に経験したことだ。 9月6日より公開中のドキュメンタリー映画「非常戒厳前夜」は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が非常戒厳の宣布に至るまでに行ってきたメディアへの弾圧を、その最たる標的となったタパが当事者の視点で記録してきた作品だ。 尹氏はなぜ、非常戒厳という強権的措置をとったのか。日本公開にあわせて来日した、タパの記者でもある金鎔鎮(キム・ヨンジン)監督は、先行試写会で「尹錫悦という人間の本質を知ってほしい」と語った。(取材・文=若田悠希/ハフポスト日本版)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする