フランス全土で反政府デモ 数時間で300人近くが拘束

パリ、フランス、9月11日 (AP) ― フランス全土で反政府デモが繰り広げられた9月10日、パリ中心部シャトレ地区でレストランから出火し、隣接する建物に延焼する恐れがあったため、消防の出動が要請された。 セバスチャン・ルコルニュ新首相の就任初日は、フランス各地で抗議デモが発生。首都パリではデモ参加者が道路を封鎖し、火を放ち、治安部隊が催涙ガスで応戦する事態に発展した。 内務省によると、この日は全国規模の抗議行動が計画されており、開始から数時間で295人が拘束されたという。 デモは当初掲げた「すべてを止める」という目標に届かなかったものの、夏以降オンライン上で広がった運動は、各地で混乱を引き起こし、バリケードを撤去、デモ参加者を片っ端から逮捕する8万人規模の警官隊に抵抗を示した。 内務省によれば、西部レンヌでバス1台が焼かれ、南西部では電気ケーブルが火災で損傷し、一部路線で列車の運行が止まり、別の路線でも交通に乱れが生じたという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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