外国人をクリーニング工場で違法に働かせた疑い 笛吹市の人材派遣業者の社長ら4人逮捕

農業分野の在留資格を持つ外国人を資格外の業種で違法に働かせたとして、山梨県笛吹市の人材派遣会社の社長ら4人が逮捕されました。 約120人の外国人を違法に派遣し、7000万円以上の利益を得ていたとみられます。 入管難民法違反の不法就労助長の疑いで、11日に逮捕されたのは、笛吹市の人材派遣会社、スクラムヒューマンパワーの社長、日原達仁容疑者(54)や、派遣先のクリーニング工場を運営する小林リネンサービスの役員、小林幹生容疑者(47)ら4人です。 警視庁によりますと、4人は去年10月から今年6月にかけ、農業などに従事できる特定技能の資格で在留するインドネシア人3人を働く資格のないクリーニング工場に派遣し、就労させた疑いが持たれています。 調べに対し、日原容疑者は「農業の仕事がないときは、クリーニング業に派遣できると思っていた」などと容疑を一部、否認しているということです。 警視庁はスクラムヒューマンパワーが3年前から今年6月までに、約120人の外国人をクリーニング工場に違法に派遣し、少なくとも7000万円以上の利益を得ていたとみて調べています。 日原容疑者は過去に、山梨を拠点としたラグビーチーム、クリーンファイターズでゼネラルマネージャーや監督を務めていました。

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