架空の「採用内定通知書」で安定収入があるように見せかけマンション契約の疑い 大麻密売グループの拠点として使用か 福岡

架空の「採用内定通知書」で安定した収入があるように見せかけ、マンションの部屋を不正に契約したとして、27歳の無職の男が再逮捕されました。 偽造有印私文書行使と詐欺の疑いで16日、再逮捕されたのは、住居不定、無職の佐々木貴志容疑者(27)です。 佐々木容疑者は2023年11月、福岡市の63歳のプロダクション会社代表と共謀し、架空の「採用内定通知書」を使い、プロダクション会社に採用が決まり安定した収入があるように見せかけ、福岡市の賃貸マンションの部屋を不正に契約した疑いが持たれています。 警察は、佐々木容疑者の認否を明らかにしていません。 佐々木容疑者はことし8月までに、販売目的で大麻草を栽培した疑いなどで逮捕されていて、警察は契約した部屋を密売グループの活動の拠点として使っていたとみています。 また、架空の「採用内定通知書」に記載されていたプロダクション会社代表は、密売グループの別の男女2人が、このプロダクション会社に採用されたかのように装うことを了承し、福岡市のマンション2部屋を不正に契約させたとして、詐欺の疑いで9日に書類送検されています。 容疑をおおむね認めていて、動機については、一連の事件に関わり、すでに逮捕、起訴されている不動産仲介業者の男に「恩を感じていた」と話しているということです。 プロダクション会社代表と不動産仲介業者の男は、およそ8年前からの知り合いだということです。 警察は、この2人が2019年以降、同様の手口で15件以上の不正な契約を行っていたとみて調べています。

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