庄原女性殺害事件から3か月 犯人捕まらず住民の不安続く 広島

今年6月、庄原市の民家で高齢女性が殺害されているのが見つかって9月24日で3か月です。依然として犯人は捕まっておらず 地元住民の不安は続いています。 ■廣原汐音 記者リポート 「事件発生から3か月経った現場です。現場の自宅前には今もなお規制線が張られています。現場の周辺はほとんど人通りはありません」 事件が起きたのは今年6月。庄原市東城町の自宅で矢吹定代さん(84)が何者かに頭などを硬いもので複数回殴られ殺害されました。警察は50人態勢の捜査本部を設置。これまでにおよそ60件の情報が寄せられているということです。しかし、3か月が経った今も犯人の逮捕には至っていません。 ■田森中自治会 佐々木伸芳会長 「なぜこんな田舎でこんな事件が起きるんだという気持ちしかない。いつも夜通るたびに(矢吹さんの家)に灯りがついとったですからね。灯りがついていたのになという寂しさ」 事件を機に防犯への意識が変わったといいます。 ■田森中自治会 佐々木伸芳会長 「田舎だから日中でも夜でも戸締まりはしなかったが、事件を機に戸締まりはするようになった」 地域では事件後、防犯カメラの設置も進んでいます。住民の要望を受け、8月に現場近くの県道沿いに設置。さらに今月、利用者が多い県道と国道が接する場所にも新たに取り付けられました。捜査関係者によると家の中に荒らされた形跡はないものの、無くなったものがあったとみられ、「強盗殺人」も視野に捜査していることが新たに分かりました。 ■地元住民 「なんとしても犯人が捕まってくれないと。地元民も安心できない。(犯人が)見つかったら見つかって良かったねっていう 言葉が言えればいいなと思います」 警察は周辺の聞き込みなどで犯人の特定を進めているということです。 【2025年9月24日放送】

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