県警は第三者を介して被害男性の職場に押し掛けるなどし不安にさせたなどの疑いで暴力団傘下組織幹部の男を24日逮捕し、25日暴力団事務所に家宅捜索に入りました。 25日午前10時ごろ、捜査員およそ10人が段ボールなどを手に鹿児島市にある小桜一家の本部事務所に家宅捜索に入りました。 公衆に不安等を覚えさせる行為の防止に関する条例違反の疑いで逮捕されたのは鹿屋市の指定暴力団四代目小桜一家傘下組織幹部、大窪隼人容疑者(39)です。 警察によりますと先月、鹿屋市で20代の男性が男2人に現金およそ13万円が入ったバッグを奪われる強盗事件が発生しました。 警察は強盗の疑いで20代と10代の男2人を逮捕。 その後、被害男性から「暴力団組員から被害届を取り下げて、示談に応じるようしつこく要求されている」と警察に相談があり、大窪容疑者を第三者を介して複数回にわたり職場に押し掛けるなどしていた疑いで逮捕したということです。 警察は「捜査に支障がある」として大窪容疑者の認否を明らかにしていないほか、強盗事件で逮捕された男2人と大窪容疑者は面識はあったとしていますが、どのような関係性だったかは控えるとしています。