和歌山県内の住宅に侵入して現金約280万円が入った金庫などを盗んだとして、匿名・流動型犯罪グループの男ら7人が逮捕されました。 窃盗などの疑いで逮捕されたのは、 大阪府東大阪市の大学生・宮田晃希容疑者(22)と名古屋市の無職でフィリピン国籍のタキワキ・マサキ・ラサイ容疑者(21)ら7人です。 警察によりますと、宮田容疑者らは今年4月、和歌山県内の住宅に侵入し、現金約280万円が入った金庫などを盗んだ疑いが持たれています。 宮田容疑者は、大阪の半グレ集団と深い関係のある人物で、タキワキ容疑者は愛知県内を中心に活動する匿名・流動型犯罪グループ「ブラックアウト」のリーダーだといい、宮田容疑者が「金庫を盗むシノギをする。成功すれば1人200万円の報酬」などと「ブラックアウト」側に話を持ちかけたといいます。 しかし、宮田容疑者が報酬を支払わなかったことからタキワキ容疑者と対立。和歌山での窃盗事件から約2週間後、「ブラックアウト」のメンバーは、宮田容疑者が出入りする大阪府東大阪市内のマンションに凶器を持って侵入するなどの事件を起こし、複数人が逮捕されました。