むかわ町の山林で行方不明になっていた男性の遺体が発見された事件で、 事件の前にあった札幌での傷害事件を巡り男女2人が証拠隠滅の疑いで新たに逮捕されました。 証拠隠滅の疑いで逮捕されたのは札幌市白石区の渡辺斉容疑者と斉藤朋世容疑者です。 渡辺容疑者は先月2日に札幌市内の路上で西村隆行さんが大上文彦容疑者に包丁で切り付けられた傷害事件を巡り、 現場の血だまりを水で洗い流したほか斉藤容疑者と共謀し、凶器の包丁を大上容疑者に渡して証拠を隠滅した疑いが持たれています。 調べに対し2人は「やったことは間違いないが、証拠隠滅をするつもりはなかった」と容疑を一部否認しています。 この事件では傷害事件の後に行方不明となっていた西村さんが、むかわ町の山林で遺体で発見されました。 警察はおととい(27日)、大上容疑者を死体遺棄の疑いで再逮捕しました。 警察によりますと、すでに死体遺棄の疑いで逮捕されている梅津悠希容疑者が「埋めた現場で大上容疑者と会っている」と供述しているということです。 警察は、大上容疑者の認否を明らかにしておらず、事件の経緯を詳しく調べています。