草川拓弥が主演を務める、カンテレ×FODのオリジナルドラマ「地獄は善意で出来ている」(毎週木曜深夜0:15-0:45ほか、カンテレほか※10月16日[木]放送開始)。新たなキャストとして、高野洸、渡邉美穂、吉田健悟、井頭愛海、細田善彦の出演が決定し、場面写真も公開。あわせて、8人組ダンスボーカルグループ・ICExが本作の主題歌を担当することも発表された。 ■“更生プログラム”を舞台にした完全オリジナル脚本のサスペンス 本作は、過去の過ちにより世間から厳しい目を向けられ、不遇の日々を送る前科者たちが、人生のやり直しを懸けた“更生プログラム"の中で、残酷な罠に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。 物語の舞台は、謎の男が指揮を執り、前科者たちの更生を支援する“元受刑者特別支援プログラム”。ある日突然、招待を受けた主人公の高村樹(たかむらいつき)は、同じく招待された他の面々と共に、このプログラムに参加することに。 合格者には、大金や人脈など社会復帰に必要な望みの支援が約束されるとあって、人生逆転のチャンス到来に胸を躍らせる彼らは、とある施設で1カ月の共同生活を始める。合格するために、全員で協力しようーーそう誓い合い、希望に満ちた日々が始まった。一時の仲良しごっこで大金が手に入るなら楽勝だと、誰もがそう思っていた。しかし、このプログラムの裏には彼らの想像をはるかに超える恐るべき罠が潜んでいた。 主人公・高村樹を演じる草川は、カンテレドラマ初主演となる。樹は、複雑な生い立ちを抱え、社会から孤立し、苦しい生活を送ってきた。そのため、他人を信用していない。そんな中、ある出来事により、傷害罪で実刑判決を受ける。2年後に出所するも、社会復帰の足掛かりがなく途方に暮れていたところ、更生プログラムに招待される。 ■新キャストは更生プログラムの“指揮者"と“参加者" 草川演じる樹と共に更生プログラムに参加する“前科者”として若手俳優陣が集結。明るく人懐っこい性格のお坊ちゃんだったが、大学時代にお金欲しさにドラックパーティーを開いて逮捕された小森琥太郎(こもりこたろう)役に、アーティストとしても活動する俳優・高野洸。一流大学を卒業したものの、周囲のマウントに負けたくないという思いから自分を着飾るために、巨額の資金を横領した立花理子(たちばなりこ)役に、元日向坂46の渡邉美穂。 一獲千金を狙い、高齢者を標的とする窃盗集団のブレーンを務めていた堂上翔太(どうがみしょうた)役に、俳優・吉田健悟。家出少女で、恋人代行業の男に心酔し、彼に貢ぐために美人局を繰り返してきた一ノ瀬夢愛(いちのせゆあ)役に、俳優・井頭愛海。そして、このプログラムをコーディネートし、進行していく謎の男・カトウ役を、実力派俳優・細田善彦が演じる。 ■物語の始まりを映し出す場面写真 このたび公開された場面写真は、物語の始まりを収めている。主演・草川のクランクイン初日は、物語の幕開けを飾るシーンから撮影がスタートした。ある思いを胸に、他の参加者たちとともに更生プログラムの施設へと向かう場面だ。 ■高野洸 コメント 前科者たちが集められた施設の中で、何が起こるのかというヒリヒリする展開に加えて、それぞれの過去や感情もしっかりと描かれており、多くの方に楽しんでいただける作品になると感じています。琥太郎は、寡黙なタイプの樹とは対照的なムードメーカーのような存在で、積極的にみんなとコミュニケーションを取りながら仲間同士のつながりを深めていく役割を担っています。ですので、現場でも皆さんと楽しく物語を作り上げていけたらと思っています。一方で、自身の罪に対してどこか軽く受け止めている一面もあるので、あまり作り込みすぎずに演じていきたいと考えています。 ■渡邉美穂 コメント もともと、密室のような限られた空間に生まれも育ちも異なる人たちが集まり、そこから人間ドラマが展開していくような作品が好きだったので、そんな作品に出演できることが素直にうれしいです。本作は、人には見せない心の奥底の感情や葛藤など、人間の本質が丁寧に描かれていて、共感できる部分や心に刺さる部分があると感じています。私はこれまで明るいキャラクターを演じることが多かったのですが、今回は過去を抱えた落ち着いた役柄で、新たな挑戦になります。ただ、その影の部分は自分の中にもある感情だったりするので、うまく引き出して演じられたらと思っています。 ■吉田健悟 コメント スピード感がありつつ、生々しさと明快さが絶妙に混ざり合っている物語だと感じました。だからこそ、それをどのように面白く表現するかが難しくもあり、非常にやりがいのある作品だと思っています。翔太は、第一印象こそ粗暴な人物に見えますが、内面にはどこか臆病な一面があると捉えています。人を傷つけることでしかコミュニケーションを取ってこられなかったような人物だからこそ、粗暴さだけを前面に出すのではなく、“生っぽい人間らしさ”を丁寧に表現できたらと思っています。 ■井頭愛海 コメント 台本を読むのはあまり早い方ではないのですが、物語の続きが気になって、気づけばあっという間に読み終えていました。登場人物それぞれの過去が物語に深く関わっていく展開がとても面白いと感じました。夢愛は、一見ちょっとおバカで楽観的に見えますが、実はとてもピュアでまっすぐな子。彼女の過去を知ったときは、胸がギュッと苦しくなりました。それでも前を向いて、一生懸命に生きている夢愛の姿には、私自身も寄り添ってあげたいという気持ちになりました。今まで演じたことのないタイプのキャラクターだったので、撮影に入るのがとても楽しみでした。 ■細田善彦 コメント 各話ごとにフェーズが変わっていく構成がとてもスリリングで、見応えのあるドラマになるのではないかと思っています。カトウは行動力があり、一度過ちを犯した若者たちを引っ張っていくような力強さを持った、魅力的な人物だと感じました。台本に沿って丁寧に演じていくことで、自然とカトウという人物像が立ち上がってくるのではないかと思っています。また、これまでにないほど「笑顔」や「微笑み」といったト書きが多く、カトウのその表情の意味を汲み取りながら、最後まで大切に演じていきたいです。