兵庫県明石市で「シニアカー」ではねられ、意識不明で搬送された高齢男性が、その後意識を回復したことがわかりました。引き続き頭や肋骨を折るなどの重傷で、治療が続いてます。 警察によりますと、13日午前10時ごろ、兵庫県明石市魚住町長坂寺の横断歩道のない交差点で、90代くらいの男性が乗った電動カートを、軽乗用車がはねる事故がありました。 電動カートは道路を横断しようとしていたとみられています。 警察は、軽乗用車を運転していた明石市立の中学校教諭(32)を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕し、事故当時の状況を調べています。 警察の調べに対し川井容疑者は容疑を認め「(シニアカーが)見えていたが止まるだろうと思っていた」などと供述しているということです。 男性は意識不明の状態で病院に搬送され、警察によるとその後、意識を回復したということです。 依然、頭や胸の骨折や肺気胸などの重傷で、病院で治療を受けています。