和歌山市で2歳の長女を虐待して死亡させたとして両親が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された事件を巡り、和歌山県の宮崎泉知事は30日の定例記者会見で「大変悲しく、重く受け止めている。幼い子供が保護者から必要な措置を受けられず、死亡するに至ったことはあってはならない」と述べた。 宮崎知事は「このようなことが二度とないようにシステムを作らなければならない。県としてもできるだけのことをやる」と再発防止に取り組む考えを強調。「和歌山市や市町村と連携を深めながら、対策を考えていく」と話した。 一方、県が管轄する児童相談所による事件の検証については「検証する場を立ち上げるかは、必要性を考えて検討していきたい」と述べたが、時期や調査方法に関しては明言を避けた。