7月に行われた天神祭の奉納花火会場近くでクマよけスプレーを噴射して2人にけがをさせたとして、大阪府警都島署は2日、傷害の疑いで、住居、職業不詳、上松尊良(たから)容疑者(20)を逮捕した。同署によると「何も話すことはない」と供述している。 逮捕容疑は7月25日午後10時10分ごろ、大阪市都島区中野町の毛馬桜之宮公園で、格闘家の20代男性に「けんかしようや」などと因縁をつけ、スプレーを顔などに噴射。近くにいた10代女性を含めて2人の目などにけがをさせたとしている。当時は花火が終わって1時間ほどで多くの見物客が帰宅する途中だった。事件直後から格闘家の男性がSNS上で被害を訴え、話題になった。同署によると、事件前日にも、この公園のトイレで40代男性が男にスプレーのようなものをかけられる事案があったといい、同署が関連を調べている。