「遺体なき殺人事件」。遺体が見つからないまま、暴力団組員の男ら4人が殺人容疑で逮捕されていた事件で、高知県内の山中を捜索していた警察官が人骨などを複数見つけ、遺体が被害者の23歳男性であることが判明しました。 この事件をめぐっては、大阪府能勢町に住む指定暴力団「東組」傘下の組員、三谷晃平容疑者(27)と、和泉市の33歳の男、堺市の26歳の男と、兵庫県尼崎市の19歳の男が殺人容疑で逮捕されています。 兵庫県警によりますと4人は、今年6月11日夜から12日未明にかけて、尼崎市内の路上などで、当時23歳の男性の顔などを殴る蹴るしたうえで、大阪府能勢町の家屋の中で、刃物で男性の足を突き刺して、殺害した疑いがもたれています。 男性の遺体が見つかっていなかったことから、警察は高知県内で山中の捜索を行い、9月26日から30日にかけて土佐町上津川の山中で、人骨など複数見つけていました。その後の捜査で身元が判明したということです。