警察官やNTT職員を装ってうその電話をかけ、現金などを要求する詐欺事件がきのう相次いで発生しました。 警察によりますと、きのう午前11時すぎ那覇市の30代男性に県外の警察官や検察官を装う男から「あなた名義の銀行口座が資金洗浄事件に使われている。あなたを犯人グループの一員として捜査している」とうその電話がありました。 男らはラインのビデオ通話で警察手帳や逮捕状のようなものを見せ「口座の現金を調査する必要があり、協力できなければ逮捕する」などと話し、指定口座に383万円を振り込ませてだまし取りました。 振り込み後にさらに追加の請求を受け、不審に思った男性が警察に相談して事件が発覚しました。 また、きのう午後2時すぎには名護市の60代女性にNTTファイナンシャル職員を装う人物から、「契約しているプランの未払いがある。支払いがなければあす・あさってに東京で裁判がある」とうその電話がありました。 女性は電話を繋いだまま相手の指示通り銀行のATMで25万円を指定口座に振り込み、さらに5万円分の電子マネーをだまし取られました。県警は、「不審な電話があれば一度切って家族・知人・警察に相談して欲しい」と注意を呼びかけています。