9月11日、福岡市中央区のボートレース場で客席に置かれていた現金約30万円が入った財布を盗んだとして、75歳の無職の男が逮捕されました。 男は盗んだ現金について「別のボートレース場で使った」などと話しているということです。 窃盗の疑いで逮捕されたのは福岡市東区の無職・上野光基容疑者(75)です。 上野容疑者は9月11日午後4時前、中央区那の津にある福岡ボートレース場2階の観客席に置かれていたポーチの中から現金約30万円が入った財布1点(時価約3万3000円相当)を盗んだ疑いが持たれています。 ポーチと財布は福岡県宇美町に住む88歳の来場者の男性のもので、席に置いたまま離れている際に被害に遭ったということです。 当日、88歳の男性が被害届を提出。 警察が防犯カメラの映像で犯人の特徴を確認し、警戒していたところ、10月5日午後、似た服装の上野容疑者が福岡ボートレース場を再び訪れました。 警察が上野容疑者に事情を聞いたところ、ポーチが置かれていた場所などを証言したため逮捕したということです。 上野容疑者は取り調べに対し「ボートレース場2階の観客席でバッグの中の長財布を見つけ、盗みました。財布を盗んだ理由はお金が欲しかったからです。お金は別のボートレース場などで使いました」などと話し、容疑を認めているということです。