日本サッカー協会(JFA)は7日、影山雅永技術委員長との契約解除を発表した。JFAは同日に会見を行い、影山氏が飛行機内での児童ポルノ閲覧により、逮捕・有罪判決を受けたことを認めた。 影山氏は現在チリで行われているFIFA U-20ワールドカップ視察のため、2日に日本を出発。フランスでチリ行きの便にトランジットする際、機内での児童ポルノ閲覧が確認されたために逮捕された。フランスからチリ行きの便に搭乗していないことが判明し、本人との連絡も取れなくなったため、関係各所に確認したところ、5日に拘留されていることが判明したとJFAは説明している。同行者はおらず、一人での行動だった。影山氏は現在もフランスに留まっているという。 JFAの湯川和之専務理事は「大変遺憾なことであり、お騒がせしてしまい申し訳ございません」と謝罪した。なお、後任人事は未定となっており「代行などは組織で議論していきたい」としている。 また、JFAは、本人の罪状への認否や判決内容、執行猶予の有無などについては「プライバシーの観点から」コメントする立場にないとし、理事会決議を経ての解任決定を本人に伝えると、謝罪の言葉があったとしている。 影山氏はファジアーノ岡山やU-20日本代表監督を歴任し、2024年4月から技術委員長を務めていた。