「匿流」に加担か、20代男2人逮捕 金沢大麻密売事件 液体大麻490グラム所持疑い

7月に金沢市内のアパートを拠点に大麻を組織的に密売したとして密売人らが摘発された事件で、金沢東署や石川県警組織犯罪対策課などの合同捜査班は7日、麻薬取締法違反(所持)の疑いで、愛知県の20代男2人を逮捕したと発表した。県警は、2人は匿名・流動型犯罪グループ(匿流)に加担していたとみて、密売で得た金の流れを調べる。 合同捜査班が逮捕したのは本籍愛知県東郷町、住所不定、投資家の男(25)=別の麻薬取締法違反の罪で起訴済み=と名古屋市の会社員男(26)。住所不定の男の逮捕は3回目。 逮捕容疑は6月26日、共謀の上、愛知県知立市内に駐車中の住所不定男の使用車両内で、営利目的で大麻の成分が含まれた液体「大麻リキッド」約490グラムを所持した疑い。大麻リキッドは1グラム当たり1万5千円で販売していたという。 ●金沢東署などが車両から発見 7月の事件では10〜40代の密売人や客計17人が逮捕された。そのうちの一人が住所不定の男で、金沢東署などが男の使用車両を捜索したところ、プラスチック製の保存容器に入った大麻リキッドを発見した。 署は2人の認否を明らかにしておらず、県警は入手経路や販売ルートなどを調べる。

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