警視庁の築地警察署の警察官が、偽造した運転免許証を使って銀行口座を不正に開設したとして逮捕されました。この警察官は口座を他人に売り渡していて、犯罪に使われていたとみられています。 詐欺などの疑いで逮捕されたのは、警視庁築地警察署の巡査部長・米川和行容疑者(40)です。 警視庁によりますと、米川容疑者は今年5月ごろ、偽造した運転免許証を使って銀行口座を不正に開設した疑いが持たれています。 警視庁の組織犯罪対策部が捜査していた事件をめぐって米川容疑者が浮上し、自分名義の銀行口座を他人に売り渡していたことも確認できたということです。 米川容疑者が売り渡した口座には、今年3月から5月にかけて犯罪被害の振込がおよそ180回、あわせて7000万円が入っていたということです。 米川容疑者は「間違いありません。何も弁解することはありません」と容疑を認めているということです。