カンボジアを拠点とした特殊詐欺事件を巡り、日本人の「かけ子」を管理していたとみられる中国籍の男女2人が逮捕されました。 組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、いずれも中国籍の王少凡容疑者(33)とスン・ジアシュエン容疑者(22)です。 警察によりますと、2人は5月、他の人物と共謀して愛知県知多市の男性(48)に警察官などをかたる電話をかけ、現金合わせて500万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察は2人の認否を明らかにしていません。 この事件を巡っては、カンボジアの拠点から「かけ子」をしていたとらみれる日本人29人が逮捕されています。 警察は、2人が拠点を管理する中国系犯罪組織のメンバーで、指示を日本語に通訳する役割を担っていたとみて調べを進めています。