【ロサンゼルス共同】米ロサンゼルスで1月、住民ら12人が死亡した大規模な山火事で、連邦捜査当局などは7日、放火の疑いでジョナサン・リンダーネシュト容疑者を逮捕した。かつて現場近くに住んでいたという。動機は明らかになっていない。 ロサンゼルスの連邦検察などによると、容疑者は1月1日、ロサンゼルスの高級住宅街パシフィックパリセーズの山林付近で、何らかの手段で火を放った。消防がすぐに鎮圧したが、植物の根がくすぶったままだったという。7日に強風が吹き、火が拡大したとしている。 1月7日にはロサンゼルス近郊アルタデナでも別の山火事が発生。パシフィックパリセーズと合わせて計31人が命を落とした。 アルタデナの山火事について、司法省は電力施設から出火したとして、電力会社に損害賠償を求め提訴している。 パシフィックパリセーズの山火事について連邦機関のアルコール・たばこ・銃器取締局(ATF)などが捜査していた。山火事が起きる直前に容疑者と接した人は「動揺し、怒った様子」だったと話しているいう。