9日、兵庫県豊岡市の城崎温泉にある入浴施設の女湯に侵入したとして、自称ミステリ-作家の男が逮捕されました。男は「女風呂は興奮する」と容疑を認めているということです。 建造物侵入の疑いで逮捕されたのは島根県松江市に住む自称ミステリー作家の藤井尚容疑者(48)です。 警察によりますと、藤井容疑者は9日午前6時20分ごろ、城崎温泉の入浴施設「一の湯」の女湯に侵入した疑いがもたれています。 当時、営業前で女湯には客はおらず、点検作業に来た職員が全裸の男を見つけたということです。 この際、男は「すいませんすいません」と言いながら服を着て徒歩で逃走したといいます。 男を発見した職員によりますと、服を着てジュースを買ってから出るなど、慌てる様子はなかったということです。 警察によりますと、職員から通報を受け、警察官が現場から600mほど離れたJR城崎温泉駅前で藤井容疑者を発見し緊急逮捕したということです。 藤井容疑者は警察の調べに対し「女性用の風呂に興味があり、この時間なら誰もいないだろうと思って勝手に入った。女風呂は興奮する」と容疑を認めています。 温泉は清掃作業員などが出入りする時間帯だったため、正面玄関は施錠されていなかったということです。