10日、新潟県警は建造物侵入・窃盗事件の容疑者として6人を書類送致したと発表しました。 書類送致されたのは、北海道に住む漁師の男(44)、北海道に住む漁師の男(48)、新潟市中央区に住む漁師の男(41)、新発田市に住む漁師の男(23)、住居不定無職の男(27)、北海道に住む無職の男(26)のあわせて6人です。 警察によりますと、6人は共謀のうえ、令和5年6月ごろから令和7年4月上旬までの間に、新潟県・北海道・山形県・群馬県・栃木県の1道4県で、廃業した工場やホテルなどに侵入し、銅線や室外機、蛇口などを盗んだ疑いがもたれています。そのほか橋の橋名板も盗んだ疑いです。 6人はこれまでにも同じ容疑で逮捕されています。 ことし5月には、三条市内の廃業したスポーツ施設へ侵入し、銅線ケーブルなどを盗んだ疑いで逮捕。 ことし6月には、柏崎市内の改装中の宿泊施設への建造物侵入・窃盗の疑いで逮捕。 さらにことし4月には、新潟市中央区に住む男(41)と新発田市に住む男(23)、住居不定の男(27)が新潟市東区の廃業した工場に侵入し、室外機などを盗んだとして逮捕されています。 6人がこれまで行った窃盗件数は53件で、被害総額は約2260万円にのぼります。また、53件のうち約20件は新潟県内での犯行だということです。 6人はイカ釣り漁を通して知り合ったとみられていて、盗んだものを船の中に保管したりするなど、漁船を犯行に利用していたということです。犯行は転売目的で行われていました。 警察は認否を明らかにしていません。