無許可で車に客を乗せて運賃をとる白タク行為を仲介した疑いで警察はパキスタン国籍の男を新たに逮捕しました。 仲介した車は富士スバルラインで観光バスと衝突する事故を起こし運転手が逮捕されていました。 容疑者を乗せた車 山梨・富士吉田警察署 14日 羽田明莉記者: 「外国籍の男を乗せた車が富士吉田警察署に入ります」 道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは栃木県小山市に住むパキスタン国籍のタシール ムハマド ワカール ウル ハク容疑者44歳です。 ワカール容疑者は無許可で運賃を得る、いわゆる白タク行為で客と運転手を仲介した疑いがもたれています。 ワカール容疑者が仲介した車は今年6月、富士スバルラインで観光バスと衝突する事故を起こし、警察は9月、運転していた男を逮捕し、その捜査でワカール容疑者の白タク行為への関与が明らかになったとしています。 ワカール容疑者はメッセージアプリを使って運転手の男とやり取りをし、警察はスマートフォンの解析などからワカール容疑者が仲介していた疑いを固めました。 調べに対しワカール容疑者は「運転手とは知人で一緒に白タク行為はしていない」と容疑を否認しています。 警察はほかに白タク行為に関わったものがいるかも含め捜査しています。