SNS型投資詐欺 那珂の女性が1290万円被害 だまされたふり作戦で男2人逮捕 茨城県警那珂署

茨城県警那珂署は15日、同県那珂市、会社員、女性(56)が交流サイト(SNS)で知り合った著名実業家を名乗る者らに現金約1290万円をだまし取られたと発表した。詐欺に気づいた女性に再び連絡があったことから、同署は同日、現金の受け渡し場所におびき出す「だまされたふり作戦」を実施。詐欺未遂の疑いで、いずれも台湾籍で住所不定、無職、男(31)と料理人、男(39)の2人を現行犯逮捕した。同署は認否を明らかにしていない。2人が受け子と見張り役とみて調べている。 同署によると、女性が7月15日、動画投稿サイトを閲覧していた際、著名実業家を名乗る者の広告が流れ、クリックしたところ、LINE(ライン)グループに招待された。投資会社の社員を名乗る者から投資を勧められるなどし、8月26日から9月19日までの間、計5回にわたり指定口座に現金を振り込んだほか、受け取りに来た男に現金を手渡した。 女性は詐欺に気づいて同署に相談。ラインで証券会社職員を名乗る者から15日に連絡があり、那珂市内で現金を受け取ろうとした2人を逮捕した。 同署は約1290万円をだましとられた事件と同じグループによる犯行とみて、調べている。

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