30年前に東京・大田区で起きた強盗致傷事件を巡って、警視庁は16日、フィリピンから強制送還された62歳の男を逮捕しました。 警視庁によりますと、相原久仁雄容疑者は1995年、大田区蒲田のゲーム喫茶に男2人と押し入り、経営者の男性にナイフを突きつけたうえで、蹴るなどしてケガをさせ、現金およそ70万円を奪った疑いがもたれています。 男2人は事件当日に逮捕されましたが、相原容疑者はフィリピンに出国し、現地で指圧の仕事などをして生活していたとみられます。 相原容疑者は事件から30年がたったことし6月、マニラ近郊でフィリピン当局に不法滞在の疑いで拘束され16日、強制送還されたため、警視庁が逮捕しました。 調べに対し「知り合いに誘われてやった」などと容疑を認め、逃走を続けた理由については「フィリピンに交際相手と子どもがいて、顔を見に行ったまま居着いてしまった」と供述しているということです。