勤務するホストクラブの女性客を公園の多目的トイレに連れ込み、腹などを蹴って転倒させ髪を強くつかんで現金などを奪った疑いで、福岡市の20歳の男が再逮捕されました。 強盗の容疑で再逮捕されたのは、福岡市博多区の飲食店従業員、小川凌容疑者(20)です。 警察によりますと、小川容疑者はことし9月、勤務するホストクラブに客として来ていた30歳の女性を福岡市中央区の天神中央公園に呼び出し、多目的トイレで腹や尻などを複数回蹴って転倒させたり、髪を強くつかんだりした上、現金1万2000円とぬいぐるみ、女性あての手紙を奪った疑いです。 警察が付近の防犯カメラを調べたところ、小川容疑者が女性をトイレに連れ込む様子が映っていたということです。 警察の調べに対し、「トイレ内で蹴ったりして現金やぬいぐるみなどを取ったことは間違いありません」と容疑を認めているということです。 ぬいぐるみや手紙を奪った理由については「返してもらいに、店に来させるため」と供述しているということです。 女性は小川容疑者から「店に来る時は4万円は持ってこい」と言われ「店に来いと言われていたが行けなかった」と話しているということです。 小川容疑者はこの女性に対し、同じ公園で腕をつねるなどしてケガをさせたとして7日に逮捕されていました。