GPSを女性の車に忍ばせる ストーカー容疑で男を逮捕「行動を知りたい気持ちを抑えきれなかった」 最近の傾向・手口・対策は?

面識のある女性の車にGPS機能を持たせたスマートフォンを取り付け、ストーカー行為をしたとして、30代の男が逮捕されました。 ストーカー規制法違反の疑いで逮捕されたのは、熊本市東区八反田に住む自称・派遣社員の男(37)です。 男は今年6月から9月ごろの間に、20代の知人女性の車に、位置情報の分かるアプリを入れたスマートフォンを隠し、女性の居場所を把握するストーカー行為をした疑いが持たれています。 警察によりますと、この女性が9月下旬、車の外側の隙間に取り付けられたスマホを発見して警察に相談していました。 警察がスマホの解析などをし、この男の犯行と特定したということです。 男は警察の調べに「女性のことが好きで、行動を知りたいという気持ちを抑えきれなかった」と容疑を認めているということです。 警察は、男の自宅から、21台のスマホとタブレット端末などを押収していて、男に余罪があると見て捜査を進めています。 ■ストーカーの傾向・手口・対策 ストーカー規制法では、GPS機器などを使って相手の承諾を得ずに位置情報を取得すること、または承諾を得ずに相手の所持する物に機器などを取り付ける行為を違法としています。 2021年の法改正でこうした行為が規制対象になって以降、相談などの件数は増えています。 21年152件・22年404件・23年486件・24年513件 警察は対策の一部として ・普段使っている自動車やカバンなどをこまめに点検する ・身に覚えのない機器が見つかった場合は、すぐに警察に相談 などを呼びかけています。

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