兵庫県警と北海道警の合同捜査本部は20日、詐欺未遂の疑いで、自称アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに住むコーディネーターの男(48)を再逮捕した。県警特殊詐欺特別捜査隊は、男がドバイを拠点とした特殊詐欺かけ子グループの指示役として、今回の事件に関与したとみている。 逮捕容疑は、かけ子役として逮捕された男らと共謀し1月18日、大阪府東大阪市の男性(83)に警察官などをかたって連絡し、現金をだまし取ろうとした疑い。合同捜査本部は認否を明らかにしていない。 同隊によると、かけ子グループはドバイのホテルを拠点として使用。男はかけ子らの監視役も務め、2022年9月以降、一時帰国を挟みながらドバイに滞在していたという。 合同捜査本部は別の特殊詐欺事件に関与した疑いで、今年9月29日に詐欺容疑で男を逮捕していた。