日本サッカー協会(JFA)は20日、山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)が技術委員長を兼任すると発表した。前技術委員長の影山雅永氏はフランスで児童ポルノ画像の輸入・所持の容疑で2日に逮捕され、有罪判決を受け、7日に同職を解任され、空席となっていた。 海外出張中のため、都内で行われた会見にリモート参加の宮本恒靖会長は「これまで技術委員としてナショナルチームダイレクターとして代表の強化にあたり、日本サッカーの発展に携わってきた山本昌邦さんを新委員長として理事会に推挙されて決議された。山本さんは経験、知見はたくさんある。それを新技術委員長として発揮していただきたい」と期待した。 山本新委員長は会見で「これまでナショナルチームダイレクターとして代表の強化に努めてきた。これからは技術委員長として、(技術委員会の)6部会の素晴らしダイレクターと力を合わせて、この難局を乗り越えていきたい」と所信表明。当初から技術委員長の任期は来年年3月までとなっており、山本氏の委員長兼任はここまでとし、その後は北中米W杯に向けたND職に専念する。 そのとき新委員長を据える方針。宮本会長は「ふさわしい人が誰なのかを引き続き考えていく必要がある」と考えを示した。