現金5300万円を奪おうとして会社社長にけがを負わせたとして、警視庁捜査1課は20日、強盗傷害の疑いで、住所職業不詳東口夢弥容疑者(28)を逮捕した。事件を巡っては、これまでに実行役ら男5人が逮捕された。同課によると、男らは「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」といい、東口容疑者は実行役を勧誘し、襲う相手や場所を指示したとみられる。 逮捕容疑は9月19日午前、東京都江戸川区の路上で、人材派遣会社社長の男性に催涙スプレーのようなものをかけてやけどを負わせ、現金の入った紙袋を奪おうとした疑い。「事件のことは知らない」と否認している。 男性は抵抗し、何も取られなかった。