今年7月、札幌の歓楽街ススキノ周辺で、国の許可を受けずに客を自家用車に載せて運賃を取る、いわゆる「白タク」行為をしたとして、30代の男2人が逮捕されました。 道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは、札幌市中央区に住む35歳の会社役員の男と、部下の36歳の男です。 2人は、共謀して、今年7月2日から16日までの間に、札幌市内で国の許可を受けず、自家用車に客を乗せて運賃を取る白タク行為をした疑いが持たれています。 警察は、情報提供を受けたことをきっかけに裏付け捜査を進め、容疑が固まったとして20日、2人を逮捕しました。 警察によりますと、2人はススキノにある飲食店と契約し、店に勤める50代の女性を、北区の目的地まで4回送ったということです。 また運賃は月末にまとめて受け取っていたということです。 取り調べに対し会社役員の男(35)は「弁護士が来るまで話すことはありません」と黙秘していて、部下の男(36)は、「お客さんからお金をもらって目的地まで運んだことは間違いない」と容疑を認めているということです。 警察は、部下の男(36)が運転手役とみて、余罪の有無などを詳しく調べています。